GTXシリーズで最もコンパクトなモデル、 Pershing GTX70の第一号艇が進水。
2025年3月24日
イノベーションの集大成、小回りがききダイナミックなGTX シリーズのPershing GTX70初号機が3月19日 ファーノ港に進水しました。Pershingの40周年の始まりを象徴するスポーツユーティリティヨットモデルの3タイプ目はこれまでのスポーツ精神と信じられないほどの居住性を引き継ぎながら、よりコンパクトでセンセーショナルな船上体験を提供します。
Pershing GTX70は全長21.88m、最大幅5.42m。Piero Ferrari率いるFerretti グループ製品戦略委員会とVallicelli Design、グループのエンジニアリング部門 とのコラボレーションで生まれました。新しい船はブランドの特徴である先進テクノロジーと職人技を融合したFerrettiグループのプラグ&モールド施設で生まれ、GTXシリーズを作るモンドルフォの新しい製造エリアで建造されました。
屋内外のスペースは同じ長さのモデル中で一番広く、船上の居住性を増大させ、海と直接コンタクトできるようにして驚くほど快適です。. Pershing GTX70は2つのデッキとスポーツブリッジを持ち、キャビン3室に6名のゲストが宿泊できます。
外観デザインはクラシックなPershingグレーを基調にGTXの全モデルと同じ特徴が再現されています。わずかにへこんだ支柱のないシアーラインが船首から船尾に流れ、コックピットの両側のブルワークに続いています。ブルワークを開くと2つのテラスとなり、ビーチエリアのリビング空間がかなり広がります。すっきりと流れるようなラインはほぼ垂直な船首に合流し、比類のないエレガンスを持つモデルになりました。
この初号艇の後部ビーチエリアにはトランサムに組み込まれたサンパッド (オプショナル)を備え、サイドテラス開放時には23 m2 にもなります。もう一つの特徴がデュアルリニアリフトテクノロジーで動く船尾のスイムプラットフォームで、ビーチエリアのプラットフォームと並べてスペースを拡げ、ジェットスキーやWilliams 325テンダーの発着にも使用できます。
「空間」というコンセプトの重要性が明確に表れているのがメインデッキで、シームレスでオープンな設計になっています。スポーツフライで全体が日陰になるコックピットには大きなC型ソファとテーブルが備えられています。Pershing GTX80と同様に屋外と屋内のラウンジエリアはギャレーを通じて繋がり、ギャレーにはポケット型の上下するガラスパネルを設置して台所設備を隠しています。更に前方のリビングスペースにはワイドボディ構造の重要性が明確に見られ、向かい合うL字型ソファでより調和を感じることができます。この船のインテリアに使われているカラーは要素間のコントラストを強調するように選ばれ、例えばソファのダークなヌバックレザーは近くの階段室の落ち着いた色調に合わせられています。天井のLEDライトのストリップがデッキスペース全体を照らし、それはローワーデッキも同じです。
ローワーデッキには空間を最適化したレイアウトの3室のキャビンと3つの専用バスルームがあり、ナイトエリアも最大の快適性を享受できます。
Pershing GTX70の16㎡のスポーツブリッジは日光浴エリア、ダイニング、ヘルムステーションの広々とした3空間に分かれています。この第一号モデルにはオプションの革新的なプレプレグカーボンポール付き電動ビミニトップを装備し、これはダイニングエリアとヘルムステーションの屋根としても機能します。
900馬力のVOLVO PENTA D13 IPS1200を3基搭載した Pershing GTX70は最高速度 35ノット、巡航速度30ノット(予備データ)。24m以下のカテゴリーで最も安全なCEクラスAを取得しています。