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Custom Line Navetta 38の第3号艇が進水
 

2025年7月17日

2025年7月17日アンコーナ – Custom Line Navetta 38 は常勝を続け、3月20日に排水量型ラインの3隻目が発進しました。時代を超越したエレガンスと優れたデザイン性が認められたオーダーメイドヨットのためにアンコーナのFerrettiグループスーパーヨット造船所で、ヨーロッパ在住のオーナーファミリーとこの船にかかわった造船所のワーカー全員が列席した心のこもった感動の進水式が行われました。
Custom Line全体では1月から3月の 3ヵ月間で5隻目の進水となり、造船所の目を見張るダイナミックな製造スケジュールの新たな証拠となりました。
 
全長38.76m、最大幅8.00m、総トン数299GTのCustom Line Navetta 38はFerrettiグループの製品戦略部門とエンジニアリング部門がコラボレーションした結果で、外観スタイルを建築家Filippo Salvetti、インテリアデザインをACPV ARCHITECTS Antonio Citterio Patricia Vielが手掛けました。プロジェクト管理チームと共に働き重要な役割を果たしたのが社内建築家チームであるCustom Lineアトリエで、オーナーの好みを具体的なデザインソリューションに変換しながら要望通りの空間、スタイル、カスタマイズを定義し、引き渡しまでの全段階を伴走しました。
 
プロジェクトの極初期の段階からオーナーファミリーは Custom Line Navetta 38のあらゆる細部にまで行き届いたオーダーメイドの気遣いだけでなく、洗練された美観、最上級の船上居住性、海との本当のつながりが調和した組み合わせを非常に喜んで下さっていました。Ferrettiグループの熱烈なファンであるオーナーはグループ建造のメガヨットを既に2隻所有されていますが、今回は特にインテリアデザインに焦点を当て、よりパーソナルなスタイルを表した新船を作ろうと決心されました。そのねらいはスタイリッシュで船上での居住性と快適性を強化した機能的ソリューションを駆使し、空間を最大限に確保する、というものでした。
 
伝統的な控え目さとエレガンスは保持したまま、メインデッキラウンジの天井中央部にはめこまれたミラーパネルなど特徴的なデザインを選択し、よりオープンで広々としたデザインになっています。サイドの壁やモールディング、天井のインサートなどのディテールにも空間を広く使い、自然光を取り込むという目的で鏡面を使用しています。床から天井まである大きなガラスが室内にたっぷりと光を取り込み、屋外と屋内空間を視覚的にも感覚的にもつないでいます。
 
ギャレーのカスタマイズがオーナーの最重要リクエストの一つでした。ここではオペレーションエリアの機能性を向上させながら、空間の美的バランスに影響を及ぼすことなくカップボードの奥行きにこだわりました。 この空間をより居心地の良い社交エリアにしたいという願いをかなえるため、海の見渡せる大きなガラス窓から自然光あふれる魅力的な雰囲気のよい空間にし、ギャレー全体が光の反射に包み込まれるようにしました。
 
多様性を持たせ、大人数のゲストを迎えられるよう、Custom Line Navetta 38にはエレガンスに対して妥協することなく耐久性と摩耗に強い素材を厳選しています。 一例としてメインデッキのマスターバスルームに使われているボッティチーノ・セミクラッシコ大理石があります。これは控えめなエレガンスと構造的強度が組み合わさった耐久性のある素材です。
 
インテリアはシンプルかつ洗練された色づかいでまとめられ、ベージュを基調に大胆なコントラストのモカやブラウンを合わせ、エレガンスと質感の奥行きのバランスを作り出しています。ビジュアルのバランスをまとめているのがチーク材、オーク材、レザーなどの自然素材で、それらが インテリアに暖かみと真正さを添えています。ソフトで明るい色調の壁紙が控え目で洗練された雰囲気を醸し出し、Navetta 38シリーズのカスタムメイドスタイルと完璧に調和しています。