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ニュース&イベント 2023

Ferretti株式会社がグループの2022年度決算を報告。
 

2023年3月8日

2022年度は2ケタ成長率14.6%で純利益10億ユーロ超え。

収益とEBITDAがまたも当社の商業・産業戦略の有効性を証明。


 
2023年3月8日フォルリ - Ferretti 株式会社の取締役会は本日、グループの2022年度総決算をまとめ、承認致しました。
 
  • 受注額11億6,200万ユーロ。前年比 +19.6%。
  • 純売上高10億3,010万ユーロ。前年比 +14.6%。
  • 調整EBITDA 1億4,000万ユーロ。前年比 +36.5%。
  • マージン14.1%で約200ベーシスポイント増加。
  • 純利益6,050万ユーロ。
  • ネットキャッシュ3億6,500万ユーロ。
 
グループの最高経営責任者Alberto Galassiのことば
  • このエキサイティングな結果がFerrettiグループの輝かしい現在とその未来を物語っています。ラグジュアリーヨット市場は成長を続けており、当社の業績は今後も拡大し続けると断言できる十分な根拠があります。Ferrettiグループはその製品の幅広さ、名声、美しさを持つ世界に類を見ないブランドを有し、イノベーションとサスティナビリティへの投資に焦点を置いたビジョンを持つ企業です。この2つの要因が絡み合い、他と一線を画しています。魔法のような公式はありませんが、上に述べた数字と2つの成功要因から、株主様と顧客の皆さまにとって、当社を選ぶことが勝利の選択肢であり続けることを保証できます。”  
 
世界市場から強い需要があり、2022年度の受注額は11億6,200万ユーロで、2021年度 (9億7,150万ユーロ)より19.6%増加しています。

相当数の受注のおかげで、2022年12月31日時点の受注残高は12億9,600万ユーロで、2021年同日 (10億1,580万ユーロ)より27.6%増加しました。
 
部門ごとの受注残高
  • コンポジットヨットは2022年12月31日時点で3億8,660万ユーロ、全受注残高の29.8%。(2021年同日は3億6,600万ユーロ、全受注残高の36%)。
  • フルオーダーヨットは2022年12月31日時点で4億6,960万ユーロ、全受注残高の36.2%。(2021年同日は2億9,900万ユーロ、全受注残高の29.4%)。
  • スーパーヨット部門は2022年12月31日時点で3億8,460万ユーロ、全受注残高の29.7%。(2021年同日は2億9,310万ユーロ、全受注残高の28.8%)。
  • その他のビジネス[1] は横ばいで2022年12月31日時点で5,480万ユーロ、全受注残高の4.2%。(2021年同日は5,780万ユーロ)。
年度は受注残高が多かったこともあり、純売上高は10億3,010万ユーロ、2021年度 (8億9,840万ユーロ)に比べて14.6%増加しました
  • コンポジットヨットは4億3,930万ユーロで2022年度総売上高の約42.6% 。(2021年は4億6,430万ユーロで総売上高の約51.7% )。
  • フルオーダーヨットは4億580万ユーロで2022年度総売上高の約39.4% 。
    • 2021年は2億4,970万ユーロで総売上高の約27.8% )。
  • スーパーヨット部門は9,540万ユーロで2022年度総売上高の約9.3% 。
    • 2021年は8,460万ユーロで総売上高の約9.4% )。
  • その他のビジネスは補助的なもの[1]を含み、8,950万ユーロで2022年度総売上高の約8.7% 。(2021年は9,980万ユーロで総売上高の約11.1% )。
地域ごとの売上高 
  • AMAS は3億7,250万ユーロで2022年度総売上高の約36.2% 。
  • 2021年は2億8,870万ユーロで総売上高の約32.1% )。
  • EMEA は3億7,670万ユーロで2022年度総売上高の約36.6% 。
  • 2021年は3億3,760万ユーロで総売上高の約41.8% )。
  • APAC は9,590万ユーロで2022年度総売上高の約9.3% 。
  • 2021年は4,930万ユーロで総売上高の約5.5% )。
  • その他の活動とスーパーヨット部門[2] は1億8,500万ユーロで2022年度総売上高の約18% 。(2021年は1億8,440万ユーロで総売上高の約20.5% )。
調整EBITDAは2022年度1億4千万ユーロで2021年度 (1億260万ユーロ)より36.5%増加。マージンは14.1% で2021年度(12.0%)に比べて約200ベーシスポイント増加。
この好成績には主要因が3つあります。
  • 商業的要因: 新モデルを絶え間なく発表し、オーダーの長いウェイティングリストができ、価格決定力を強化。
  • 戦略の位置づけ: フルオーダーヨットなど最も収益性の高い部門が多い商品構成。
  • 産業的要因: 購買における経済規模と固定費の効率的な吸収
2022年の純利益は 6,050万ユーロで 、2021年(3,740万ユーロ)より増加。マージンは6.1% で、2021年度 (4.4%)に比べて170ベーシスポイント増加しました。
Capex(資本的支出)は 9,700万ユーロで、2021年に比べ2,300万ユーロ増加。
純財政状態は2021年12月31日のネットキャッシュ9,300万ユーロから2022年同日の3億6,500万ユーロに増加。これには2022年3月のIPO収益約2億3,300万ユーロが含まれています。
展望
2022年度で約240億ユーロ規模であったボートの世界市場は飛躍的に成長を続け、2025年までに290億ユーロ以上の価値を持つと予想されています。絶え間なく変化する状況を考慮しますと2022年から2025年の間で潜在顧客(VHNWIとUHNWI)は大幅に増加し、特に年平均成長率は7.7%-7.8% になると考えられます。更に潜在顧客の内ラグジュアリーボートのそれはまだ1%未満ですが、これも大きく成長する可能性を数字は示しています。
将来的にこの特異なビジネスモデル、アイコニックブランドの誇る伝統、比類のない製品の卓越性と革新性へのこだわり、カスタマイズへのアプローチ、それらの販売モデルを活用し、グループは以下の事に力を入れていきます。
  • 最大の成長とマージンが見込める大型船とフルオーダーヨット部門での市場におけるリーダーシップを強化するため、市場のトレンドと顧客の期待の変化に寄り添う製品ラインナップを提供できるよう適応・改善していく。
  • 潜在顧客の満足度をできる限り高め、強い特別感は維持し、よりカスタマイズする部分を増やしてRiva、 Wally、Pershing、Custom Lineブランドのより大型な合金ヨットのオーダーメイドラインを拡大する。そうすることでCRNおよび最近成功を収めたPershing 140やRiva 50 Metriで得た経験やノウハウを活用し、市場における大型ヨットの需要に答える。
  • ヨットのラグジュアリーデザイン、パフォーマンス、クオリティと信頼性の卓越さを確かなものにし、当社の将来の成長と製品ラインナップを拡げるため、戦略的で高付加価値の活動を垂直的に統合する。
  • ビジネスの回復力と収益性を強化。同時にヨットの仲介サービス、修理サービス、ブランドの拡張活動、Ferrettiセキュリティ部門の運営など垂直的活動の強化を目指し、全体的なオファーを改善する。
  • 年3月8日、次の年次総会で当社株主の承認を得られた場合、当社取締役会は19,903,000ユーロ(1株€5.88)の配当を提案する予定です。
 
[1] FSDとWally sailを含む
[2] 補助的活動、FSD、Wally sail、中古品を含む
[3] 補助的活動、FSD、Wally sail、中古品を含む

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