船上生活を特別に楽しいものにすることを真に追求した、本物のカスタムヨット
 
2022年5月に納入された壮大なCRN M/Y RIOはCRNが建造した最新スティール&アルミニウム製スーパーヨットで、完全オーダーメイドの船舶の芸術品です。緊張感のある、流れるような船体ラインとほぼ垂直な船首が、船の驚くべき優雅さとダイナミックさ、スポーティな個性を際立たせています。
 
新しい62メートルの美しさはアンコーナ造船所の職人技や設計の専門知識、優れた造船クオリティを存分に表明しています。外観コンセプトを手掛けた建築設計事務所Omega Architectsとインテリアを担当したデザイン事務所Pulina Exclusive Interiors とのコラボレーションで、CRNが設計・建造を行いました。
 
TWW Yachtsがオーナー代理を務め、TWW Yacht Managementが統合的な技術コンサルタント業務を行い、建造の最終段階まで調査とプロジェクトの管理をしました。
 
オーナーのヴィジョンを実体化したCRN M/Y RIOは、広々とした内部と外部の空間が最高に調和し、強い流動感が更に空間を広く感じさせ、内と外が知覚的にも機能的にも一体化しています。
ゆったりとしたフルハイトの窓がエレガントな外観とシンクロして視覚的な連続体を形成します。光に満ちた空間で、反射きらめく光の遊びを楽しみながら、常に海と直接触れ合うことが可能です。
メイン後部デッキのプロフィールはデザイナーFrank Laupmanのシンボルともいえるアーチ形。デッキを保護してゲストのプライバシーを確かなものにしつつ、側面と船尾から至高の景色を見せてくれます。
 
全長62メートル、ビーム長11.2メートル。4デッキのヨットにはオーナースイートと5つのゲストキャビンがあり、ゆったりと12名のゲストが乗船できます。前方メインデッキとローワーデッキにそれぞれフルビームVIP、ローワーデッキには更にダブルルーム2室とツインルーム1室、計3室のスイートがあり、すべてのデッキにリフトで移動できます。また、15名のクルー用に9キャビンあります。
 
この本物のカスタムヨットでは、船上生活を特別に楽しいものにすることを真に追求し、オーナーは、たくさんの大きな屋内外リビングエリアが継ぎ目なく一体化するように考え抜かれた、スムーズで流れるような調和のとれた配置と、自然光が支配する質の高い空間を楽しむことができます。
 
壮大な屋外スペースはリラックスや社交場などの多目的エリア。広い空間には明るく風通しのよいオープンダイニング設備のある船尾ラウンジや、フィットネスやパーティに使える大きなスパプール付きサンデッキのあるオーナーデッキ上の船首ラウンジに活用できます。ビーチクラブにはたくさんのウオータートイを備えたウエルネスラウンジや、船尾の操舵室デッキに大きなスパプールやシネマゾーンを設置することも可能。すべてのエリアが、家族や友人たちとオープンエアライフを満喫し、思い出に残る時間を過ごすのに最適な場所となります。
スーパーヨット全体が、自由とプライバシーを最重要視しながら、並外れてパーソナルなクルージング体験ができるよう設計されています。オーナーは自身のためだけのプライベートデッキを楽しんだり、広いソーシャルエリアの喧騒に身をゆだねることができます。
 
CRN M/Y RIOは高度に発達したコンテンポラリーなコンセプトを船上生活に反映しています。その快適さは特別に考案された色の組み合わせが絶妙な素材をミックスし、細心の注意を払って厳選した至高のディテールで際立っています。
今回のオーナーは家族の若いメンバーが楽しめるよう、明るくカラフルでハッピーな雰囲気の空間をリクエストしました。活気あふれるコンセプトを基にアップビートな白いトーン、ピュアなライン、自然素材を中心としたトロピカルムードに仕上げ、活き活きとしたポップなカラーとエキゾチックなモチーフからインスピレーションを得た鮮やかな装飾を見事に組み合わせています。
白い壁は、パステルターコイズから様々な色合いの空色に至るマリンカラーパレットのカスタム仕様のテキスタイルと調度品とハーモニを奏でます。そして各デッキにはブルーとフクシア、またはグリーンとグレーの色調の楽しげなディテールが施されています。
 
厳選した木材はアメリカンウオールナットとホワイトラッカー仕上げのオーク材。ヨット全体の床や壁に使われています。Crema d’Orciaと Calacatta Vagli Oro大理石がバスルームを飾り、明るい色調と調和しています。サロンに使われているAzul Macauba大理石の最も鮮やかなブルーと屋外のアメリカンバーのコケに覆われたようなIrish Green大理石が海のムード漂う色の組み合わせで、空間にアクセントをつけています。
 
想像力豊かでスタイリッシュなディテールとカスタムアートワークが全てのデッキに個性を持たせています。例えばオーナーロビーの手塗りパネルは、豪華な壁紙とジャングルスタイルのデコレーションが活気に満ちた、楽しい、飽きの来ない魅力です。
 
ヨットのインテリアは、Ferrettiグループが小さな職人工房として1世紀以上前に設立した Zago S.p.Aの手によるものです。Zagoは今やオーダーメイド船舶家具の主要プレーヤーとなり、その卓越した技術力はイタリア手工業界のチャンピオンです。
 
オーナースイートはもちろん、すべてのゲストエリアとキャビンに最新鋭スマートオートメーションテクノロジーが備わっています。ゲストは空調システム、カーテンの開閉、照明のスイッチと調光、オーディオヴィジュアル機器をそれぞれ自由に操作できます。
メインデッキ
 
メインデッキスペースは、開放感と継続性がはっきと感じられる調和した流れの中で外と内が完全に統合されています。調度品の仕上げと装飾が全体を継ぎ目のない連続体にし、ヨット内のどのエリアもリラックスした、おもてなしの心あふれる社交場になっています。
 
コックピットには居心地の良いオープンエアのリビングスペースがあり、オーナー家族が皆で質の高い時間が過ごせるよう、用途の広いレイアウトになっています。ラウンジとウエルカムエリアには海や空など自然のカラーで、トロピカルムードとも調和するコンテンポラリーなイタリアンデザインブランドの家具が備わっています。
 
ガラスのスライドドアをあけると、豪華なメインサロンが現れます。この多目的スペースは、62メートルヨットの特徴である圧倒的な広さを象徴するすばらしい社交とダイニングの場です。たくさんのフルハイトの窓から壮大な海の景色を眺められ、何よりも空間に光りを満ち溢れさせます。
ホワイトトーンの貴重なコットン製の壁紙や、控えめなパステルターコイズで縁取りしたホワイトラッカー仕上げのオークの壁など、洗練された素材が使われています。ニュートラルなパレットが様々な色で活気あふれるように、ホワイトの家具が様々な空色トーンに彩られ、壁にかかったジャングルにインスピレーションを得た強烈にカラフルなカスタムメイドのアート作品が、エネルギーあふれるダイナミックな雰囲気を創り出しています。
 
ゲストは、屋外ラウンジエリアと屋内をつなぐ入口のアメリカンバーで歓迎を受けます。ブルーの葉脈模様が入った人気のAzul Macauba大理石で造られたバーは、部屋の色調と完璧に調和しています。
よりフォーマルな機会のためにデザインされたダイニングは、中央に置かれた完全オーダーメイドの丸いドラムテーブルが印象的で、通常8名、簡単な拡張機能で12名まで着席できます。ダークオークのトップを支える中央部は最高級ホワイトレザーで仕上げられ、ダークブラウンの背もたれで、2種のホワイトで色遊びをした魅力的なレザー製チェアが組み合わされています。
メインサロンの一番奥には居心地のよいソファと83インチTVが置かれたリビングエリアがあり、ゲストがリラックスし、子供たちが心置きなくゲームを楽しむのに理想的な場所です。
 
デッキを更に進むと、中央ロビーに漂白オーク製のエレガントな階段があります。ヨットの全階層をつなぐこのデザインオブジェクトは、非常に滑らかなキルティングのように見えるステッチが施されたホワイトレザーの壁で飾られ、美しく機能的です。またロビーには、3D効果のデコレーションが施された鏡面の壁と、Crema d’Orcia大理石の象嵌細工入りアメリカンウオールナットのフロアでできた、すべてのデッキに通じるリフトがあります。
 
短い廊下はVIPキャビンに通じ、一流ミシュランシェフが使うプロ仕様の大きく高機能なギャレーに至ります。
フルビームのVIPキャビンは第2のオーナースイートと考えてもよい程広々としています。 大空間のウオークインクローゼットの反対側には、リラクゼーションゾーンと書斎を備えたホワイトトーンにブライトブルーの縁取りで仕上げられた大変明るいスペースがあります。ここでゲストは、クルージング中でもこの上なく快適に落ち着いて仕事もできます。すべてのキャビンをより大きくしたのは、オーナー直々のリクエストです。
 
中央のキングサイズベッドには3D効果のある魚のウロコ模様が施されたホワイトレザーのヘッドボードが付いています。このディテールは各キャビンのベッドヘッドにも様々な形で施されています。目を引くのが銀糸と空色ニュアンスのコットンを織り込んだ竹製の壁紙で、大変心地よい独特の風合いです。VIPキャビンの締めくくりはツインバスルーム。それぞれにシャワーと充実したアメニティを完備し、Crema d’Orcia大理石など最高級素材が使われています。
 
船首には、フルビームガレージに家族とゲスト皆が楽しめる2台のジェットスキーとたくさんのトイ、8メートルのPascoe Beachlanderテンダーとクルーが救助ボートとしても使える2台目の5メートル近いテンダー、加えて14メートルのSACS Rebel 47テンダーチェイスボートも格納されています。
 
ローワーデッキ
 
ローワーデッキのビーチクラブは海に間近に面した多目的ラウンジで、水遊びを満喫するためのシートイが豊富に揃っています。屋内でも屋外でも一緒になって楽しい時間が過ごせるようデザインされており、上のデッキ床に取り付けられた4つの大きなランタンが更に明るさを与え、マリンスタイルの調度品や自然からインスピレーションを得た壁紙のブルーやグリーンをライトアップします。
ハマムとシャワーを備えたウェルネスエリアの他、ヒトデ型浮きクッションが置かれたカラフルで楽しいゲスト用ラウンジがあり、そこにはゲームなどのエンタテインメントにも使える大型TV も設置されています。
 
メインデッキロビーからローワーデッキに降りると設備の整ったジムがあり、船首エリアを含めてフィットネスゾーンとして使えます。プライベートバスルーム付きの4つのゲストキャビンの内訳はフルビーム VIP1室、全く同仕様のダブルルーム2室、プルマンベッドを格納しているツインルーム1室で、全室ホワイトラッカー仕上げのオーク材の壁がアクセントカラーで引き立てられています。各々のデッキはインテリアスタイルと素材が継ぎ目なく調和するよう配慮し、ゲストキャビンは壁のパネル、プロフィール、家具をレッドとブラウン、グリーンとブルー、パステルグリーンなどそれぞれ別の配色で仕上げて個性を出しています。バスルームはCrema d’Orcia大理石で、ヨット全体のトーンでもあるリラックスしたライトな色調です。
大きく明るいフルビームVIPキャビンも特筆に値します。ウオークインクローゼットが、寝室と広い書斎、ツインシンク付きのバスルームを仕切っています。
 
船首方向にある広いクルーエリアは中央の廊下に沿って配されており、パントリーとコンテンポラリーな仕上げ、素材を用いた設備付きの7つの広いキャビンがあります。
 
オーナーデッキ
 
323㎡のオーナー専用デッキは、調和のとれた対称性、大きく海に広がる開放感、プライバシーを一番に考えた折衷的な空間の融合が特徴です。
 
船尾には素敵なオープンエアダイニングエリアがスカイラウンジと繋がり、忘れ難い屋内外の経験ができます。エリアにはイタリアの最高級ブランド品を設えたゆったりと歓談できるラウンジがあります。 特筆すべきはメインデッキのものと同じカスタムメイドの丸テーブル。そよ風に吹かれながら頂くランチやディナーにぴったりなダイニングテーブルは、 ブライト鋼板の前垂れやナチュラルオークの天板など、アウトドア向きの高級素材で仕上げられています。
家具と調度品はグリーンとホワイトのカスタムカラーで、印象的なブライトグリーンのIrish Green大理石製のバーベキューもできるアメリカンバーの天板と調和させています。
このエリアは後部メインデッキ、操舵室デッキ、船首の外側デッキに繋がっており、DJブースを入れた屋外パーティ会場にもできます。ホームオートメーションシステムに繋ぎ、ヨット全艦や必要な場所だけに音声を流すことも可能。カスタムデザインのRGBライトがパーティの雰囲気を盛り上げます。
 
ガラスの自動スライドドアの向こうはスカイラウンジです。ここはまた違った雰囲気で、船体の窓々からたっぷりと光が差し込む中、息を呑むような海の景色が目前に広がります。この多機能なリビングスペースは、社交場、リラックスして楽しめる映画館、若い人向けのゲームルーム、心地よくプライバシーも完璧に保てるミーティングルームとしてお使いいただけます。
下のメインサロンと同様、壁と調度品はニュートラルなホワイトが基本トーン。船首にある家具のAzul Macauba大理石トップや趣のあるラフィア製壁紙など、パステルターコイズカラーの上質なディテールや仕上げが、ヨット全体にマリンムードを醸し出します。
 
オーナースイートロビーの船首に向った壁にかかった3枚の壮大な手書きアート作品に目が惹かれます。 このオーナーのディレクションで製作されたオーダーメイドのコンセプト作品は、カラフルな動物たちでいっぱいの本物のジャングルを描いたものです。
 
専用のオーナースイートは洗練されたプライバシーが保たれる天国。180度開かれた窓から比類のない海の景色が眺められ、開放感と光にあふれた宮殿のような空間です。
エントランスの ウオークインクローゼットから、Calacatta Vagli Oro大理石の壁やCrema d’Orcia大理石の床などプレミアムな素材でできた光あふれたバスルームに繋がります。暖かい湯船に気持ちよくつかりながら海の景色を楽しめるよう設置した窓辺の素晴らしいバスタブがユニークな特徴です。
オーナースイートにもラッカー仕上げのホワイトトーンの壁を基調に、様々な明るい色合いのブルーが家具に使われています。例えば窓下に設えられた家具のトップはアンティークブルー色のレザー仕上げです。部屋の中心に置かれた完全オーダーメイドのキングサイズベッドには、縦にペトロール色のレザー象嵌を配した3D効果のあるホワイトレザーのヘッドボードがついています。
左舷には、オーナーの厳密な指示に従って作られたデスクを置いた書斎があります。そのデスクは90度回転してL字型になるので、海の景色を楽しみながら仕事が出来るようになっています。
 
船首には驚くほど広い115㎡の完全オープンエアのラウンジがあり、そこから直接マスターキャビンに行くことが出来ます。このエリアは独立しており、クルーの目線からも外れているので、プライバシーはいつも完璧に保たれます。このラウンジエリアにはチーク材のプールがあり、それがヘルムステーションからの視線とクルージング中の風を遮ります。日光を遮るキャノピーも必要に応じて引き出せます。
この優れた多目的オープンスペースはゲストに開放して、星空輝くダンスフロアー付きのパーティ会場にすることも出来ます。
 
このデッキの存在意義は完全なプライバシー。これは下の係留エリアの設計で強化されており、船内スタッフはオーナーのプライベート空間を回避し、クルーゾーンから直接アクセスできるように考えられています。
 
操舵室デッキ
 

操舵室デッキには、スパゾーンでリラックスし日光浴を楽しむゲスト用の広い屋外エリアがあります。完全オーダーメイドのプールは一段高くなっており、片側に使い勝手のよいサンパッドが並べられています。
この非常に用途の広いエリアには、天井から大きなスクリーンとプロジェクターを引き出し、屋外のプライベート映画館や友人と賑やかにカラオケパーティに使用できます。
リラックスソファを置いたアウトドアラウンジには、海に向かったシートのあるアメリカンバーもあります。美しいアイリッシュグリーンのバーカウンターが階下のオーナーデッキと色彩的に連続性を形成しています。
 
キャプテン用キャビンを過ぎてロビーに向かうと、統合されたヘルムステーションが優れた視界を備えた場所に位置しています。5つのスイッチ可能なスクリーンなど、すべて最新のオンボードテクノロジーです。機器を使用していない時はフェニックストップのスライドパネルで隠せます。ヘルムステーションは一等オフィサーのキャビンに通じています。
 
ヨットは出力1,230 kW @ 1,800 rpmのCaterpillar 3512C ACERTツインエンジンで、最高速度15ノット、巡航速度12ノット。IMO Tier III-認証[1]を受けており、エンジン排気ガス中の窒素酸化物(NOx)排出量を70%削減しています。
 
M/Y RIOは2022年9月28日から10月1日まで開催されるモナコヨットショーのワールドプレミアでデビューする予定です。オーナーの個性を完璧に反映した芸術作品となるカスタムヨットを日々創り出すために奮闘する技術者や専門家、職人などで構成されるCRNチームのノウハウ、情熱、献身の見事なサンプルとして注目を集めることと思います。


テクニカルインフォメーション
全長: 62 m
ビーム長: 11.20 m
喫水: 3.15 m
総トン数: 1,218
造船: CRN,イタリア, 2022年
船舶設計: CRNエンジニアリング
外部デザイン: Omega Architects
内部デザイン: Pulina Exclusive Interiors
オーナー代理&プロジェクト管理: TWW Yachts & TWW Yacht Management
巡航速度: 12ノット
エンジン: 2 x Caterpillar 3512C ACERT, 1,230 kW @ 1,800 rpm
認証: LR X 100-A1-SSC-“Yacht”, MONO, G6, [X] LMC, UMS LY3 Statement of compliance, IMO TIER III
 
[1]全ての地理的領域で巡航が許可された、2016年1月1日以降に起工した(総トン数)500 GTを超えるモーターヨットに対するIMO TIER III (International Maritime Organization)国際規約のコンプライアンスによる。